団体について

ごあいさつ

 2019年5月1日に、元号が、平成から令和にかわり、新しい時代を迎えました。これまでの健康と食品懇話会の活動を振り返ると、保健機能食品制度と共に歩んで参りました。当会は、1985年に発足し、その6年後の1991年に特定保健用食品制度が創設され、2015年には機能性表示食品の制度が始まりました。世界に先駆けてできた制度を、より良い制度にしようとの志で、関連する業界団体と共に活発に活動して参りました。現在では、トクホと機能性表示食品が店頭を賑わし、そしてネット通販でも多くが取り扱われるようになってきました。なかでも機能性表示食品は、制度が始まってわずか4年で、2000億円に手がとどく市場を創造しました。個性のある商品が多数ならび、消費者にとっては、自分に合う機能性食品を手に取る機会が増えたことは、健康食品産業界にとっても、好ましい状況と言えます。

 令和の時代を迎え、日本の“食品と健康”にかかわる動きは大きく変化することが予測されます。

 まずは、栄養に関わる研究の変化です。昨今、これまでの栄養素や機能成分の研究に加えて、食事の研究が議論される機会が増えてきたように感じます。いわゆる“nutrient”の研究から”diet“の研究への流れです。欧州では古くから地中海沿岸の食事が研究されてきましたが、日本においても、日本人にとって健康な食事とは何かを明らかにする研究が進んでいます。健康な食事をとり、それを保健機能食品がサポートするとの考えが益々大事になると感じます。

 つぎに、プレシジョン・ニュートリションの考え方がより重要になると予想できます。個々の健康状態や体質を詳細に把握し、個人にあった食事や運動を提供する。これは、いまの健康を改善するだけでなく、疾病の予知や予防につながることに違いありません。

 そして、Society5.0で示されているように、ITのさらなる進化とIoTの発達により、健康状態をモニタリングする技術革新がすすみ、いつでも、どこでも自らの健康状態を把握する時代がくることが予想されます。
 個々の健康状態から、その個人にとってどのような食事や運動が必要であるかがわかり、また、将来の疾病予測が可能になると、それをサポートするトクホや機能性表示食品を推奨することが可能になります。これは、より的確に消費者に健康をご提供できることにつながります。そして消費者は自らの健康状態を常にモニタリングしながら、カラダの変化を実感する。
 このように、AIをはじめとする科学技術の急速な進歩、そしてデータサイエンスの重要性が増し、健康食品産業を取り巻く環境は、大きく変わることが予想されます。

 健康と食品懇話会は、今後も、世の中のさまざまな変化を機敏に感じながら、会員企業が一丸となって、そして関連する業界団体と共に、健康食品産業の発展に貢献して参る所存です。引き続き、関係各位のご協力を賜りたく、何卒よろしくお願い申し上げます。

平成27年度 健康と食品懇話会会長 原孝博氏

健康と食品懇話会会長 桂木能久

活動目的

健康と食品懇話会は、次の事業により、国民の健康の保持・増進に寄与するとともに、業界の健全な発展に資することを目的としています。

  1. 健康食品(栄養補助食品)や特定保健用食品、そして機能性表示食品等の品質の向上、安全性の確保
  2. 「健康と食」に関する適正な情報提供
  3. 会員相互の連携を密にすることによる、健康食品や特定保健用食品、そして機能性表示食品等の普及促進

今後ますます多様化する国民の食生活にあって、安全かつ有効性が認められた健康食品を提供するとともに、国際化に対応できる組織の強化を図っていきます。

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