機能性食品連絡会

文部省特定研究の発表により機能性食品は一大ブームの様相を呈し、全国健康食品協会、食と健康懇話会、未来食品協会(後に薬業健康食品研究会も参加)により「機能性食品連絡会」が結成されると、食品業界、健食業界、医薬品業界だけでなく、一見食品とは無関係に思われる多くの業界の企業が参加し、一時は会員数が約250社(結成当初約90社)を数えた。食物繊維、脂質など主要成分別に11の作業部会を設けて検討した。1990年暮れに関与成分をベースにした食品の機能性の表示などの業界の考え方を厚生省に提案したが、1991年に名称は機能性食品から特定保健用食品に、審査については関与成分別の審査から食品の個別審査に変更して、特定保健用食品の制度が栄養改善法の特別用途食品の一つとして制度化された。